ウェルネスメイト東京
健康コラム
頭痛について、もう少し詳しく知りたい方へ

頭痛の原因は様々ありますが、筋肉のこりが原因となる場合も多くあります。ここでは、頭痛の原因となりうる筋肉のトリガーポイントとそのほぐし方をご紹介します。

1. 小胸筋のほぐし方
   小胸筋は、胸の筋肉（大胸筋）の裏側に位置しています。ここをほぐすには以下の方法があります。
   
   -鎖骨の下に親指を立てて、ぐっと肋骨を押し込む
   -脇の下から胸の中心に向かって親指を立てて大胸筋の内側を押し込む
   
   じんわりとした痛気持ちよさがある場合、そこが凝っている可能性が高いです。
2. 腸腰筋のほぐし方
   腸腰筋をほぐすには、以下の方法が有効です。
   
   -腰骨より少し上の位置に親指を立てて、おへそに向かってぐっと押し込む
   
   服の上からだとポイントまで指が通らないので直接押すことをおすすめします。爪が伸びてると痛いので、爪は切ってから行うと良いです。
   芯を捉えていない感じがするときは、腰骨より内側、おへそより外側の範囲を探ってみてください。
3. 腕と手首のほぐし方
   手首を伸ばし、腕の筋肉を伸ばすことも有効です。手首をゆっくりと伸ばして、腕の筋肉をリラックスさせましょう。
4. 股関節のほぐし方
   股関節をほぐすには、以下の方法があります。
   
   -足を肩幅より少し広めに開き、ゆっくり腰を落としながら、膝の内側に肘を当て、肘で膝を押し広げる
   
   この動作で、股関節周りがよく伸びます。
5. 裏もも（ハムストリング）のほぐし方
   裏ももをほぐすには、以下の方法があります。
   
   -片足を階段や椅子など、一段高いところに乗せ、もう一方の足は引いた状態で、体を台に向かって正面に立ちながら股関節を縦に広げていく
   
   この動作で裏ももが中心にほぐれます。
6. 前もものほぐし方
   裏もものほぐし方と同じ体制で、後ろに引いている方の足の前ももを意識して沈み込むと、前ももが伸びます。

まとめ

これらの方法は、頭痛の原因となりうるトリガーポイントをほぐすのに役立ちます。ただし、いつも同じ場所がトリガーポイントになるとは限りませんし、全く別の原因がある場合もあります。一通り試してみて、痛気持ちいい感覚がない場合は、他の原因を探すか、専門家に相談してください。

病院では、命に関わる病気やメンタル面での治療が行われますが、頭痛薬を処方されて終わってしまうことも多いです。頭痛薬を使う前に、まずは痛みの原因を見つけることが大切です。

頭痛薬は、胃の粘膜を荒らし、胃痛の原因にもなるため、薬に頼らない方法を探すことも重要です。