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夫婦生活コラム(資産編)

何から始めると良い?

資産形成を考える上で、最も大事なことはできるだけ早く始めることです。その理由は、資産運用の複利効果が絶大だからです。例えば、毎月5万円を30歳から70歳まで40年間積み立てるとして、金利のつかない預金では、70歳で2010万円になりますが、年5%で運用すると70歳で7250万円と3倍以上の差がつきます。この毎年毎年の利子が利子を呼ぶ効果を複利効果と呼び、その効果は長期間運用するほど顕著に現れるため、早く始めることが重要です。では、何から始めると良いのかを以下でご説明します。

まずは証券会社の口座を開設する

資産運用を始める際、株式投資は主軸となるため、まず証券会社の口座を開設することをおすすめします。この際、アドバイザーのいる大手証券会社や銀行で開設するのではなく、手数料の少ないネット証券会社(楽天証券やSBI証券等)を選ぶと良いでしょう。アドバイザーのいる証券会社は、手数料やアドバイザー収入を目的に様々な提案をしてくることが多く、結果的に運用利益が減ってしまう可能性があるため注意が必要です。

情報収集を開始する

証券会社の口座を開設するには時間がかかるため、その間に情報収集を始めましょう。最初の情報源としておすすめなのは、TikTokとKindle Unlimitedです。どちらも質の高い情報とは言えませんが、多くの情報に触れることができ、閲覧履歴に基づいて次々とおすすめが出てくるため、ざっと情報を仕入れるのに適しています。特にTikTokは短時間で重要なポイントをわかりやすく動画で伝えることに特化しているため、最低限押さえるべきポイントを知るのに有効です。多くの配信者が共通して話す内容がある一方で賛否が分かれる意見なども把握するのに役立ちます。デイトレードや信用取引(空売りなど)のようなハイリスクな取引については、魅力的に見える情報に引き込まれないよう注意が必要です。信頼できる書籍(四季報など)やその読み進め方も情報収集の過程で紹介されることがありますので、参考にしてください。一方、インフルエンサーが紹介するセミナーや有料コンテンツについては、避けておくのが無難です。

運用方法を決定して、運用を開始する

情報収集が進んだら、次は実際の運用方法を決定します。まずはリスク許容度を自分自身で確認しましょう。リスクを取れる範囲で資産を分散投資することが基本です。例えば、株式、債券、投資信託、不動産などの異なる資産クラスに分散することで、リスクを分散させます。また、短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることが大切です。

運用を開始する際は、まず少額から始めて経験を積むことが重要です。初めての投資では、インデックスファンドやETF(上場投資信託)など、比較的リスクが低く、分散投資が容易な商品を選ぶと良いでしょう。これらは市場全体の動きに連動するため、個別銘柄のリスクを避けることができます。

定期的な見直しとリバランス

資産運用は一度始めたら終わりではありません。定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じてリバランスを行うことが大切です。市場の状況や自分のライフステージの変化に応じて、資産配分を調整することで、リスクを管理しつつ目標に近づくことができます。例えば、年に一度のタイミングで、投資先のパフォーマンスを確認し、必要に応じて売買を行うと良いでしょう。

長期的な視点を持つ

資産運用は長期的な視点で行うことが重要です。短期的な市場の変動に振り回されることなく、目標に向かって着実に進むことが求められます。複利効果を最大限に活かすためには、定期的な積み立て投資を継続し、時間を味方にすることが最も効果的です。特に、若いうちから始めることで、時間をかけて資産を増やすことが可能となります。

まとめ

資産運用を成功させるためには、できるだけ早く始めることが重要です。福利効果を活かすためには、長期的な視点で計画的に運用を進めることが求められます。証券会社の口座開設、情報収集、運用方法の決定、定期的な見直しとリバランスを行うことで、リスクを管理しつつ、資産を着実に増やしていきましょう。

 

誰に相談すると良い?

資産運用を始める際には、専門家や経験者のアドバイスを受けることが重要です。しかし、相談相手によってはメリット・デメリットが存在します。ここでは、フィナンシャルプランナー、身近な資産運用者、インフルエンサー、証券会社の担当者に相談する場合の特徴を紹介します。

フィナンシャルプランナーに相談する

メリット

フィナンシャルプランナーは、資産運用に関する幅広い知識を持ち、個人のライフプランに応じたアドバイスを提供してくれます。家計の見直し、保険の適正化、税金対策など、総合的な資産管理を支援してくれるため、長期的な視点での資産形成に役立ちます。

デメリット

一方で、フィナンシャルプランナーは個別の銘柄について具体的な推奨を行うことができません。また、保険商品を売ることが裏目的となることがあり、適切なアドバイスが受けられない場合もあります。保険の販売手数料が目的であることを見抜くことが必要です。

身近な資産運用している人に相談する

メリット

身近な友人や家族で資産運用をしている人に相談することは、実際の体験談を直接聞ける点で有益です。成功例だけでなく、失敗例も含めて具体的な話を聞けることは、自分の運用に活かすことができます。また、信頼関係が既にあるため、安心して相談できることも大きなメリットです。

デメリット

ただし、個人の成功体験は必ずしも再現性があるわけではありません。同じ方法を試しても同様の成果が得られないことも多いです。また、うまくいかなかった話は共有されにくい傾向があり、失敗のリスクを十分に理解できない場合があります。

インフルエンサーに相談する

メリット

インフルエンサーは、最新のトレンドや市場情報を迅速に発信することができ、短期間で多くの情報を得ることができます。また、フォロワー数が多いインフルエンサーは信頼性が高いと感じられることもあります。

デメリット

しかし、インフルエンサーに相談する場合、高額なコンサルフィーや情報料を取られるリスクがあります。さらに、インフルエンサーの意見が必ずしも専門的でない場合もあり、偏った情報を受け取る可能性があります。信頼できる情報源かどうかを見極めることが重要です。

証券会社の担当者に相談する

メリット

証券会社の担当者は、資産運用に関する専門知識を持ち、多様な金融商品について詳しい情報を提供してくれます。個々の投資ニーズに合わせた商品提案を受けられるため、具体的な投資プランを立てやすいです。

デメリット

一方で、証券会社の担当者は、手数料が高額な商品を積極的に勧める傾向があります。これにより、顧客にとって最適でない商品を購入させられるリスクがあります。また、担当者の営業ノルマが影響することもあり、必ずしも顧客の利益を最優先にしているとは限りません。

まとめ

資産運用を始める際の相談相手には、それぞれメリットとデメリットがあります。フィナンシャルプランナーは総合的な資産管理に優れていますが、個別の投資商品についての具体的なアドバイスは期待できません。身近な資産運用者の体験談は参考になりますが、再現性に欠けることもあります。インフルエンサーの情報は手軽に得られる一方で、高額な費用が発生するリスクがあります。証券会社の担当者は専門知識を持ちますが、手数料の高い商品を勧めることがあります。

資産運用の相談相手を選ぶ際には、これらのメリットとデメリットを理解し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。複数の情報源をバランスよく活用し、客観的な視点で判断することが成功への鍵となります。

おすすめの資産形成方法は?

資産運用を成功させるためには、さまざまな投資方法を理解し、それぞれのメリットとデメリットを把握することが重要です。以下では、株式投資、投資信託・ETF、不動産投資、貯金、債券、金・プラチナ、保険、FX、信用取引について解説します。

 

投資信託・ETF

メリット

投資信託やETFは、複数の銘柄に分散投資できるため、リスク分散が図れます。専門家が運用を行うため、投資初心者でも手軽に始められる点が魅力です。また、少額から投資が可能で、手軽に多様な資産にアクセスできるのもメリットです。

デメリット

個別銘柄に比べて、リターンが限定されることが多いです。市場全体の動きに影響されやすい点もデメリットです。

 

例えば、会社員で働きながら収入の一部を100万円未満の元手から運用を始める場合、手数料の少ないETFを毎月淡々と書い続ける小規模積立投資から始めることがおすすめです。

 

株式投資(個別銘柄)

メリット

株式投資は、高いリターンを期待できる投資方法の一つです。企業の成長に伴い、株価が上昇することでキャピタルゲインを得られます。また、配当金を受け取ることができる点も魅力です。個別銘柄を選ぶことで、自分の投資戦略に応じた投資が可能です。

デメリット

一方で、株式投資には高いリスクが伴います。市場の変動により、株価が急落する可能性があり、投資資金を失うリスクがあります。また、企業の経営状況や経済環境の変化に影響を受けやすい点もデメリットです。

例えば、純粋な資産運用としてのみならず、財務諸表を読む力や産業動向などを詳細にみる力を養いたいと言う場合、個別銘柄への株式投資はおすすめです。

 

不動産投資

メリット

不動産投資は、安定した収益を期待できる投資方法です。賃貸収入や物件の価値上昇によるキャピタルゲインが得られます。また、不動産は実物資産であるため、インフレ対策としても有効です。

デメリット

不動産投資には初期投資額が大きいことがデメリットです。また、物件の管理や維持費用、空室リスクなど、運用に関わる手間やリスクも伴います。不動産市場の変動により、物件価値が下がるリスクもあります。

不動産投資を始めるなら、まずは住宅ローン減税を活用して自宅として10年間住み、その後自分はまた住み替えてそれまでに住んでいた住宅を賃貸に出すと言う形がおすすめです。それ以外の純粋な不動産投資はよほど潤沢な資金か特別な知識・経験・人脈がない限り手を出さない方が良いと思います。

 

貯金

メリット

貯金はリスクが少なく、安全性の高い資産運用方法です。元本保証があるため、安心して資産を保管できます。また、流動性が高く、必要なときにいつでも引き出せる点が魅力です。

デメリット

一方で、貯金のリターンは非常に低いです。インフレが進むと、実質的な資産価値が目減りするリスクがあります。長期的な資産形成には向いていない点がデメリットです。

貯金は、元本が保証されリスクが少ないと考えられがちですが、実際には平均すると年2%インフレすると考えれば、ハイパーインフレで着実に元本が減っていくとも言えますので、おすすめできません。

 

債券

メリット

債券は、比較的安定したリターンを期待できる投資方法です。定期的な利息収入が得られ、満期まで保有すれば元本が返還されます。また、国債などの信用度の高い債券はリスクが低いです。

デメリット

債券のリターンは株式に比べて低いです。また、金利が上昇すると債券価格が下落するリスクがあります。流動性が低く、中途解約が難しい点もデメリットです。

 

金・プラチナ

メリット

金やプラチナは、価値が安定しているため、安全資産として人気があります。インフレ対策や通貨価値の変動に対するヘッジ手段としても有効です。また、長期的に価値が上昇する可能性が高いです。

デメリット

金やプラチナは、配当や利息が得られないため、保有しているだけでは収益が上がりません。また、価格変動が激しいため、短期的なリスクもあります。保管方法に注意が必要です。

 

保険

メリット

保険は、リスクヘッジとして有効な資産運用方法です。生命保険や医療保険など、将来のリスクに備えることができます。また、一部の保険商品は貯蓄性があり、将来の資産形成にも役立ちます。

デメリット

保険商品の手数料や保険料が高いことがデメリットです。また、途中解約すると元本割れするリスクがあります。投資目的での保険商品は、リターンが限定されることが多いです。

 

FX(外国為替証拠金取引)

メリット

FXは、少額の証拠金で大きな取引ができるため、資金効率が高いです。通貨ペアの選択肢が豊富で、24時間取引が可能です。為替レートの変動を利用して、短期的に利益を狙うことができます。

デメリット

FXには高いリスクが伴います。レバレッジを利用するため、相場が逆方向に動いた場合、損失も大きくなります。また、為替市場の変動要因が複雑で、予測が難しいため、専門的な知識と経験が必要です。

 

信用取引

メリット

信用取引は、手持ちの資金を超えて取引ができるため、リターンの拡大を狙うことができます。また、空売りを利用することで、相場が下落している局面でも利益を上げることが可能です。

デメリット

信用取引には高いリスクが伴います。価格変動により損失が拡大する可能性があり、追加の保証金が必要になることもあります。また、借入金利が発生するため、長期投資には向いていません。

 

まとめ

資産運用にはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分のリスク許容度や投資目的に応じて、適切な方法を選択することが重要です。株式投資や不動産投資は高リターンが期待できる一方で、リスクも高いです。投資信託や債券はリスク分散が図れますが、リターンは限定的です。金や保険はリスクヘッジに有効ですが、長期的な資産形成には工夫が必要です。FXや信用取引は高リスク高リターンの投資方法であり、専門知識と慎重な判断が求められます。適切な運用方法を選び、バランスの取れた資産形成を目指しましょう。

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